2020年6月14日日曜日

DIYで自分の足をDIY!出血多量と右足開放骨折一部始終 その2

DIYで自分の足をDIY!出血多量と右足開放骨折一部始終 その2(ER救急処置)
0612/2020、ERでの救急処置と入院初夜、岩手県盛岡市

これをお読みになる方は、あくまで体験談の一事例として参考になさってください。
気分を害される方は読むのをやめてくださいませ。

さあ、さすがは大病院のER
あれだけの出血多量でも選手交代しながら圧迫止血を根気よく続けた結果
徐々に収まり、おかげさまでバイタルも安定

バイタル安定後、僕の希望で上半身を起こしてもらい
患部の状態と処置を見ながら医師や看護師に質問したり、研修医と会話しながら
処置方法・段取りを見ていく
やっと水をもらえたのもこの頃だったかな

決して記念にではなく
自戒の意とその記録、それから科学的興味から患部の写真をスマホで撮って!
と頼んだら快く撮ってくれた
(ここではエグイので写真は載せません、あしからず)

処置室で寝かされてるの図も撮影(こっちは問題なし↓)


研修医たちは「自由だ、こんなに自由なひとっているんですね」と会話している
普通の人は処置を見たくないし、起き上がりたくもないし、具合も悪いだろうから
頼んでみないだけ、僕は科学系の技術者であり
技術者魂としては見ずにいられないし、聞かずにいられないのだ

で、
「出血がだいぶひどかったけど、バイタルも安定、収まってきたので処置を始めます」
だいぶ深く広く切ってしまったけど
問題は骨まで切れてること
だそうな
へぇ・・・

はぃ?!、ホネ?も?

開放骨折という状態らしい
「骨にバイキンが入るとかなり危険な状態なのでこれから麻酔をかけてしっかり洗浄します」


あ~、あれ。子供の頃、運動会の障害物競争で平均台から落ちて肉むき出しの膝・スネにダストと呼ばれるトゲトゲした砂がめり込んだことがあった。このケガを保健室のおばはんが水道ジャバジャバ出しながら、タワシでガシガシやってくれたのを思い出した。滝のように血が溢れ出し、子供の僕には耐えられない痛みだったのを覚えてる。

で、
そのとおり、歯ブラシみたいなものでワシワシワシワシ洗われた
麻酔が効いて当然痛くはない、少しだけ感覚ありでしたが、、、

オット、
その前だったかあとだったか、電極当ててナニカ焼き付けてた様子
血管だろうか?!このときは所々麻酔が効いておらず、
オォッツゥ
ってことに
追加の麻酔を隅々までグリグリ突っ込んでもらった。
日常的な麻酔慣れで効きにくいのだろうか

担当医の先生、洗浄が上手なようで見る見るキレイになっていく
研修医さんたちが洗浄の仕方だけでも感動して口々にしゃべっている
キレイになった傷口をパカパカしながら説明してくれた
見事に骨までガッツリ切れ込んでる
血管、筋組織、腱?、神経などが肉の断面の中にプラプラしてる
洗浄後はつなぐべきものを縫合糸でつないでいたようですが、よく聞かなかった
そしてついに骨に近いところから順に幾層にも分けて縫合していく

なるほど、縫合ってこういう動作でやってたんだ
ガッテン
処置を見ながらしばらくイメトレしていた

そして、地道に少しずつ表皮に近い組織へ
最終的に20数針縫ったように思う

途中、奥深くまで柔らかめのストローみたいなドレーンパイプを挿入
これは化膿した場合の膿出しのようだ

最後まで縫合が終わるとさっきまでのグロくてエグい足が
アララララ
キレイに元通りとはいかなくてもお見事!

その後固まった血やイソジンを医師自らキレイに拭いてくれた
万能薬ゲンタシン縫って
網2枚かぶせて包帯巻き巻き

そういえば麻酔以外にもなんか注射したような
もちろん、多量の点滴してたのは覚えてる

その後はレントゲンやらCT?MRI?やら
入院病棟の部屋に入ったのは21時近く

色々形式的な確認事項たくさんのあと、
夜22時から抗生剤投与
セファゾリンナトリウムを夜と朝10時に、1日2回

今夜は晩御飯に間に合わなかったので
かみさんが売店でドリンク・豆パン・ツナ巻き・バナナ・ミニ大福を買ってくれていた
ヤッフー
おいしくいただきま、、、

で、
2人部屋ではいかにもありそうな出来事が

同室のおじいさんが叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ

たのむー
たすけてくれー
なんでオレはここにいるんだー
殺す気かあー

終いには仕切りカーテンをワシワシと開けて
眼光鋭くこっちを見ると、

「あんたも殺されるよ」

と一言

で、
ダイジョウブもうイチド死んでるから安心して!

と返したら、おばけを見たような顔してカーテン閉じた

その後、このおじいさん?オジサン?独房ならぬ一人部屋に移され
今夜はヒトリシズカに休めるかな~♪

ER処置後も夜中に麻酔明けの痛みが出たくらいで
ほぼ問題ないレベルの痛み

それより持病と事故後遺症の全身の痛みと炎症の方が痛いため
夜中の2時半ころから朝まで起きていた

ザーンネーン



※おまけ
入院中にライフワークをちょびっと
急な入院でレコーディング機材がないので
入院中の音の情景を言葉に置き換えてみました↓

〇 " 回診 " 日本のサウンドスケープ20200614、岩手県盛岡市
〇 soundscape / binaural field recording by Makio UTO



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 入院のいきさつ、救急処置、入院生活についてはこちらから

DIYで自分の足をDIY!出血多量と右足開放骨折一部始終 その1(出血多量の裂傷)
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DIYで自分の足をDIY!出血多量と右足開放骨折一部始終 その3(入院生活はじまる)

DIYで自分の足をDIY!出血多量と右足開放骨折と伸筋腱断裂一部始終 その4(手術)
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